二〇〇九年八月 (第 〇〇一七 號)
「6mmの白球に懸けろ、俺たちの熱い夏!熱中症攻死園!」
夏……。高校球児達が甲子園という夢に向かい、汗と涙を流し続けるこの時期に、丸山でも甲子…否、攻死園が開幕しようとしていた。
先祖の墓参りもそっちのけで、なんと65名もの罰当たりが球児としてエントリー。参加記念に熱中症対策の「熱中飴」を貰い、塩分補給をしながらのプレイボールと相成った。
予選リーグでは、火力の高さで加点していく「水色学園高校」と、僅差の戦いを確実にモノにする堅実な「聖ピンク学院」が勝ち星を積み重ね日本シリーズ(決勝)進出を果たした。
先の予選では僅差で聖ピンク学院に敗れた水色学園高校であったが、日本シリーズでは同点で迎えた終了間際に決勝点を決め、見事、初代攻死園覇者となったのだった。
優勝した水色学園高校の球児達には優勝記念として優勝旗と、「生塩飴」が送られたのだった。また飴かよ!もう要らねぇYO!
ちなみに最下位となった「黄色工業高校」は、最下位記念として余った熱中飴を持ち帰るハメになった。…やっぱり飴かYO!
こうして、終戦の時期に戦争遊戯(サバゲー)とこれまた罰当たりなプレイを堪能した俺たちの夏が……終わった。
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