二〇〇九年九月 （第 〇〇一八 號）
「友愛？絶交？広げよう！サバだちの和」
世が政権交代に揺れ、慌ただしく国が変わって行かんとする真っ只中…それがどうしたと言わんばかりに丸山では9月定例ゲームが行われた。
今月はとある映画公開を記念して、「二十一世紀中年ゲーム〜最終章〜」が行われた。
これは一定の時間が過ぎると、周囲には内緒で選定しておいたチームメンバー数名(サバだち)が裏切るというスパイゲームであった。
指定時間経過後、「絶交の時間だよ…」の裏切りコールと共に近辺の味方がサバだちとなり、突然裏切り味方を皆殺しにしていく様はまさに阿鼻叫喚の地獄絵図であった。
だが裏切りがバレたサバだちも一斉に滅多撃ちにされ即死という、これはこれでまた随分な地獄絵図が展開されたのだった。
そして、もう一つ行われた「サバゲ外伝ゲーム」では、迫り来る追っ手を倒しつつ抜け忍が制限時間内を逃げ切るというものであったが、抜け忍の弾丸物資が思いの外少なく、弾が尽きると隙を見てフリーズコールで降参させるという高度な攻めで逃げ続けた。
何と彼らはこのフリーズ駆使で逃走に成功。命懸けで「組織を抜ける」という大罪を犯す、抜け忍の地力をまざまざと魅せ付けられた一戦と相成ったのだった。
彼らをここまでさせたのは生き延びるという執念！忍びの掟が教えた執念よ……！
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