二〇一〇年五月 (第 〇〇二七 號)


「仁義なきサバゲ!丸山死闘篇」


今年もまた気持ちよい五月晴れの中、鹿沼では毎年恒例の「さつきマラソン」が、そして丸山ではマラソンそっちのけで、いつも通り定例ゲームが行われた。

さて、今月はミッションゲームとして「仁義なき戦いゲーム」が行われた。

これは一見通常のゲームであったが、一定の時間が過ぎると仁義なき戦いのテーマが流れ、曲が掛かっている間はハンドガンでしか戦えないというものであった。

そのためハンドガンの無い人間は逃げ惑うことしか出来ないという、まさに仁義もクソもあったもんじゃねぇゲームとなった。

さらにこのゲームの幕間において、互いの組の中心であるスーツの兄貴とウエスタン・ガンマンが互いの威信を懸けて決闘(デュエル)を行った。

この決闘、兄貴が早撃ちを制すも、卑怯にも胸に仕込んだ鉄板により致命傷に至らなかったガンマンが兄貴を射殺するなど、戦いが沈静化するどころか激化する要因となってしまったのだった。

尚、兄貴は決闘の敗北により運に見放されたのか、戦闘中も銃のガスが尽きたり、腰に差していた銃が股間で暴発したりとロクな目に遭わなかった。

ガンマンに「栃木でウエスタンなんて流行らねェんだよ!県北にある事ム所は潰れたろうが!」等とのたまったのがいけなかったのか。嗚呼。

 

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